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第44回 SMILE V Air 販売 製造業での運用例-受注生産型のお客様向け
製造業のお客様では、販売管理業務(売上請求業務と仕入買掛業務)と生産管理業務が一体化したシステムの導入が理想です。しかし、システム価格が高額であるため、導入には踏み切れないお客様も多いのではないでしょうか。このため、販売管理業務のみのシステムで運用されていませんか。「SMILE V Air 販売」では、製造業のお客様でも業務の効率化につながる機能を多数ご用意しています。今回は、受注生産型の製造業のお客様向けの運用例をご紹介します。
SMILE V Air 販売 製造業での運用例-受注生産型のお客様向け
受注生産型の製造業のお客様で一番管理が煩雑になりがちなのが、収支管理ではないでしょうか。これを実現するための機能が「原価集計管理機能」です。
受注案件(工番)単位に、仕入や経費を含めた原価の管理が可能になります。受注案件(工番)単位に材料費・外注費・経費などの原価要素を設定することにより、原価要素ごとの予算設定や予実績対比が可能になります。受注案件(工番)ごとに収支実績を把握することにより、想定より原価が多くかかってしまった受注案件(工番)の分析が可能になり、今後の見積額の設定などに役立てることが可能になります。
原価集計マスター
管理をしたい受注案件(工番)をマスターとして登録します。「ドキュメント管理モジュール」を導入することで、図面や仕様書などの文書も一元管理することができます。
仕入処理
材料費や外注費など受注案件(工番)にかかわる仕入れには、原価集計コードを入力します。発注処理を利用することで、注文書の出力も可能です。
出庫経費処理
買掛計上しない経費や労務費も受注案件(工番)ごとに原価計上することができます。ただし、労務費の計上は、作業日報形式ではできませんのでご注意ください。
原価集計台帳
受注案件(工番)ごとに原価台帳の確認が行えます。予算と原価の比較や、「受注-原価」で実粗利の確認が行えます。一覧型の原価集計表の出力も行えます。
ちなみに、「原価集計」という見出しは、お客様独自の名称に変更することができますので、運用上で困ることはありません。
このように各入力処理で受注案件(工番)のコードを追加入力するだけで、原価管理が行えるようになります。
まずは、30日間無料で利用できる体験版をお試しください。
「SMILE V」体験版お申し込み
クラウド版「SMILE V Air」を、30日間無料でお試しいただけます。
- * 本お試し版は同業他社様、個人のお客様からのお申し込みはお断りさせていただいています。
なお、今回ご紹介した機能は、体験版の環境では下記の操作で体験可能です。
[業務メニュー]を選択、[株式会社ルイマイ建設]を選択
原価集計マスター保守
[販売]-[マスター保守]-[基本項目(カード)]-[原価集計]
- * ドキュメント管理モジュールとの連携機能はありません。
仕入処理、出庫経費処理
[販売]-[日次業務]-[通常業務]-[仕入処理]、[出庫経費処理]
原価集計台帳
[販売]-[月次業務]-[原価管理帳票]-[原価集計台帳]
- * 一覧型の原価集計表は、[原価集計表-パターン実行]から体験できます。
- * この[原価集計表]は、[原価集計表-パターン作成]にて出力したい項目を設定して出力することができます。