建設業の電子化で脱紙!現場が混乱しないペーパーレス化(電子化)の進め方

2026年 8月 4日公開

山積みの書類、重複する入力作業、情報共有の遅れといった「紙」にまつわる業務は、建設業の現場責任者や経営者にとって日々の悩みの種です。本来集中すべき現場管理や経営戦略に時間を割けず、事務作業に追われている方も多いでしょう。

本記事では、こうした長年の課題を解決し、現場を混乱させることなく業務効率化と働き方改革とを実現する「ペーパーレス化(電子化)」の進め方を解説します。

建設業の電子化で脱紙! 現場が混乱しないペーパーレス化(電子化)の進め方

[関連動画]本記事は、こちらの動画の内容を基に補足解説を加えています

【DX】紙業務の衝撃的な損失……建設業の“見えないムダ”と受発注電子化ポイントとは?【中小企業経営者必見/大塚商会】

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なぜ今、建設業でペーパーレス化(電子化)が必要なのか?

書類が多すぎる! 建設業が抱える「紙」の課題

建設現場では膨大な量の書類に日々追われています。現場から戻って請求書や日報をExcelに転記したり、過去の図面が事務所にしかなく確認に時間がかかったりする経験は、多くの担当者にとって日常茶飯事です。見積書や発注書がバラバラに管理されて必要なときに見つからず、書類の紛失による請求漏れや誤情報に基づく手戻り作業も頻発します。

紙の運用が積み上げる見えないコスト

こうした紙業務は、見えないところで着実にコストを積み上げています。実際に月5冊のバインダーを作成している建設会社では、その作業だけで月22.5時間・人件費換算で約5.6万円が費やされていました。加えて、過去書類の検索に1回あたり5分かかる場合、月間では8時間・約2万円分の時間を"探す作業"に消費していることになります。

これらは問題が可視化されていないだけで、同様の状況は多くの建設会社に当てはまります。

大塚商会 業種SIプロモーション部 建設業担当:堤 彩衣

こうした問題は残業増加・生産性低下を招き、本来注力すべき工事の品質管理や安全管理がおろそかになるリスクを高めています。

2024年問題や法改正への対応

2024年4月から建設業にも働き方改革関連法による時間外労働の上限規制が適用され、残業時間の削減が急務となりました。紙中心の業務では、書類作成、転記、検索、郵送、保管など、現場や事務部門の残業を増やす要因になっています。

さらに電子帳簿保存法の改正により、電子データで受け取った請求書などの取引情報は、原則として電子データのまま保存することが求められるようになりました。こうした法対応の面からも、建設業におけるペーパーレス化(電子化)は、業務効率化とコンプライアンス対応の両面で重要性を増しています。

「建設業の働き方」改革をどう対策すべき? 資料ダウンロード

建設業界では、「時間外労働の上限」「長時間労働の制限」「休暇取得」などの問題を改善するため、「働き方改革」関連法施行に伴い、「時間外・長時間労働の制限」「休暇取得率の改善」が求められています。

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建設業のペーパーレス化で得られる三つのメリット

業務効率化による現場業務への集中

ペーパーレス化の最大のメリットは業務効率の飛躍的な向上です。現場監督の手書き日報作成や事務担当者の請求書転記といった時間のかかる作業が大幅に削減され、スマートフォンやタブレットで現場から直接システムに登録できるようになります。また、図面や仕様書・発注書をクラウド上で一元管理することで、現場・事務所・協力会社が最新情報をリアルタイムに共有でき、古い図面による手戻りを防止できます

情報へのアクセス性が向上することで現場の状況判断が迅速になり、現場監督や事務担当者が本来注力すべき専門業務や顧客対応に時間を割けるようになります。

建設業のペーパーレス化で得られる三つのメリット

コスト削減と保管スペースの圧縮

ペーパーレス化は目に見えるコスト削減効果をもたらします。電子契約を導入すれば、工事請負契約書などの課税文書であっても電子データでの締結で印紙税が不要になり、年間で多額の印紙代を削減できます。さらに用紙代・インク代・郵送費・ファイル購入費などの直接経費も削減でき、外部倉庫の賃料やオフィス内のキャビネットスペースも不要になります。これらのコスト削減効果を積み重ねることで、ツール導入の初期費用を十分に回収し、長期的に大きな費用対効果を生み出すことができます。小さなコスト削減の積み重ねが、やがて大きな経営改善につながるのです。

コンプライアンス強化と情報セキュリティの向上

ペーパーレス化はコンプライアンス強化と情報セキュリティ向上にも貢献します。電子帳簿保存法に対応したシステムを導入することで国税関係書類を適法に電子データで管理でき、法令順守の体制を容易に構築し税務調査時の対応もスムーズになります。また、電子データはシステム上でアクセス権限を細かく設定できるため、紙管理で起こりがちな紛失・盗難・不正持ち出しのリスクを大幅に低減できます。誰がいつどの情報にアクセスしたかのログが記録されるため、万が一の際も迅速な原因究明が可能です。こうした体制は取引先の信頼獲得や内部統制の強化にもつながります。

ペーパーレス化、まず何から始める? 対象書類と業務の選び方

いきなり全ての業務を電子化しようとすると現場が混乱し失敗するリスクが高まります。建設業では長年の慣習や多岐にわたる書類が存在するため、計画なく進めるのは得策ではありません。まずは無理のない範囲から始めることで現場の負担を最小限に抑えながら確実に成功体験を積み重ねることができます。

【はじめの一歩】発注書・請求書・見積書

発注書・請求書・見積書といった経理関連書類の電子化は、ペーパーレス化の第一歩として最適です。これらは作成から承認・送付・保管までの流れが定型化されており電子化の効果が出やすく、Excelで作成し印刷・郵送していた作業をシステム上で完結させることで入力ミスや送付漏れを大幅に削減できます。

電子化で解消する建設業ならではの課題

建設業では、発注金額と請求金額が一致しないケースが日常的に発生します。その主な原因は次の三つです。

  • 追加工事や仕様変更による金額変動
  • 資材費高騰による納品時の単価調整
  • 少人数オペレーションによる入力ミス

こうした食い違いは、電話・口頭でのやり取りが中心だと履歴が残らず「言った・言わない」のトラブルに発展し、長年の取引先との信頼関係を損ねるリスクになります。発注書・請求書を電子化してシステム上で履歴を一元管理することは、金額不一致の早期発見とトラブル防止の両面で大きな効果を発揮します。

大塚商会 業種SIプロモーション部 建設業担当:堤 彩衣

【現場の負担を軽減】日報・安全書類・KY活動報告書

日報・安全書類・KY活動(危険予知活動)報告書などの電子化は、現場担当者の事務作業負担を大幅に軽減します。スマートフォンやタブレットから入力・報告できるツールを導入すれば、事務所に戻って手書きやExcelに転記する二度手間をなくすことができます。現場の空き時間に報告を完了できるため、残業時間の削減にも直結します。写真もその場で添付できるため口頭だけでは伝わりにくい現場の状況を正確かつ具体的に共有できます。リアルタイムで本社に情報が届くことで管理者が現場状況を迅速に把握して適切な指示を出せるようになり、安全管理と生産性の向上に貢献します。

【情報共有を円滑に】図面・仕様書・写真

図面・仕様書・現場写真などの電子化は、現場・事務所・協力会社間の情報共有を大幅に円滑にします。クラウド上で管理することで関係者全員がいつでも最新版のデータにアクセスでき、「古い図面で作業して手戻りが発生する」といったトラブルを未然に防ぎ、工事品質の向上に貢献します。現場で撮影した写真に位置情報やコメントを付与してクラウドにアップロードすれば、関係者全員がタイムリーに状況を把握でき、進捗(しんちょく)報告や品質管理の利便性が大幅に向上します。関係者間の認識の齟齬(そご)がなくなり、スムーズな連携と工事の円滑な進行が実現します。

【法対応も】工事請負契約書

工事請負契約書の電子化は、法的側面と実務的メリットの両方から重要です。建設業法では相手方(契約当事者)の承諾があれば電子契約が認められており、「見読性」「原本性」「本人性」の3要件を満たす電子契約サービスを利用することで法令順守しながら契約業務を効率化できます。最大のメリットは収入印紙代が不要になることで、年間数十万~数百万円のコスト削減が期待できます。製本・押印・郵送の手間がなくなることで契約締結のリードタイムが劇的に短縮され、急な案件への迅速な対応が可能になります。電子データでの管理により書類紛失リスクも軽減されます。

現場が混乱しない! ペーパーレス化を成功に導く五つのステップ

ペーパーレス化を進めたいものの「現場が混乱しないか」と不安を感じる経営者や現場責任者の方も多いでしょう。新しい仕組みを導入する際には現場からの反発が生じる可能性がありますが、正しい手順を踏み関係者を巻き込みながら慎重に進めることでそのリスクを最小限に抑え、着実に成果を出すことができます。

現場が混乱しない! ペーパーレス化を成功に導く五つのステップ

ステップ1:現状の業務フローと課題を洗い出す

まずは、社内のどの業務で、どのような紙書類が、誰によってどれくらいの時間をかけて処理されているかを可視化しましょう。日報作成、請求書処理、写真整理などの業務プロセスと書類の流れを整理することで、二重入力や業務負荷の集中、書類紛失が起きやすい箇所などの課題が見えてきます。現場担当者へのヒアリングも行い、困りごとや改善点を客観的に洗い出すことが、目標設定やツール選定の重要な判断材料になります。

―成功のカギを握る経営層の関与

さらにこのステップで重要なのが経営層の関与です。現場任せにすると「誰が何をどう変えるか」の議論が前に進みません。電子化は単なるツール導入ではなく業務フローそのものを変える経営判断であるため、経営層が自ら現場との対話に参加し、「なぜ取り組むのか」を語ることが現場の納得感につながります。「現場がなかなかついてこない」と嘆く前に現場が不安に感じている理由を理解し、それを取り除く姿勢が成功のカギです。

大塚商会 業種SIプロモーション部 建設業担当:堤 彩衣

ステップ2:電子化の目的と範囲を絞る

課題を踏まえ、「経理業務の残業時間を月20%削減する」「報告業務の時間を半分にする」といった具体的で測定可能な目標を設定しましょう。単に「紙をなくす」では導入後の効果測定が困難です。目標達成のために最も効果が高く現場の抵抗が少ない業務範囲に絞り、特定部署・特定業務から始めるスモールスタートもおすすめです。最初から高機能システムや全社的導入をしてしまうと、ITリテラシーの差や業務の複雑さから現場が混乱しやすくなります。まず特定の部署・業務に限定して試行導入し、成功体験を積み重ねながら段階的に展開していく方法が賢明です。小さく試し、改善を蓄積しながら広げていきましょう。

ステップ3:現場の意見を聞き、テスト運用を行う

ツール選定の段階から、IT慣れした若手社員やベテラン社員など、多様な立場の従業員から意見を聞く機会を設けましょう。多角的な視点がより実用的なツールの選定につながります。本格導入の前に選定したツールを一部の協力的なメンバーで試用する「無料トライアル」なども活用するとよいでしょう。実際の業務に近い形で使用し、使いにくい点・分かりにくい点のフィードバックを収集します。これらを基にツールの設定や運用方法を理解することで、本格導入後の現場からの反発を最小限に抑えスムーズな定着につなげることができます。

ステップ4:運用ルールを策定し、社内研修を実施する

本格導入が決まったら、「データ入力や申請ルール」「ファイル名の付け方」「トラブル発生時の対応フロー」など、シンプルで分かりやすい運用ルールを具体的に定め、全従業員へ周知しましょう。

必要に応じて、操作指導や社内研修を実施し、ツールの使い方だけでなく、運用上のメリットについても共通認識を持つことが重要です。従業員の理解が深まることで、導入への協力体制も築きやすくなります。ITリテラシーには個人差があるため、個別フォローや質問を受け付ける体制を整えておくことも、導入を成功させるうえで効果的です。

ステップ5:効果を測定し、改善と拡大を繰り返す

ペーパーレス化は、ツールを入れて終わりではありません。導入後は、ステップ2で決めた目標に対して、どれくらい成果が出ているかを確認しましょう。例えば、残業時間がどれくらい減ったか、請求書の処理時間がどれくらい短くなったかなどを、数字で見ることが大切です。

また、コスト削減だけでなく、作業時間が減ったことで他の業務に時間を使えるようになったかも確認しましょう。併せて利用者からフィードバックを集め、運用ルールの改善を続けていきます。成功体験は他部署や業務にも少しずつ広げていくことで、会社全体の業務改善につながります。

失敗しないツールの選び方 五つのポイント

数多くあるITツールの中から自社に最適なものを選ぶことは容易ではありません。特にITに詳しくない担当者にとっては比較検討の基準が分からず迷うこともあるでしょう。高機能なツールでも使いこなせなければ意味がなく、安価でも自社の業務に合わなければ無駄な投資になります。失敗しないツール選びには押さえておくべきポイントがあります。

失敗しないツールの選び方 五つのポイント

ポイント1:現場で誰でも使える操作性か

ツールを選ぶうえで最も重視すべきは、現場の従業員がストレスなく使える「操作性」です。どれほど高機能でも使い方が複雑で画面が分かりにくければ現場での定着は困難です。特にITツールに不慣れな従業員やベテラン職人の方にも使ってもらうためには、直感的でシンプルな操作感が必須です。普段使い慣れているスマートフォンアプリのように専門用語が少なく迷わず操作できるデザインであるとよいでしょう。導入前にデモ画面確認や無料トライアルを活用し、実際に現場担当者が触って「これなら使える」と感じられるかどうかを必ず確認してください。

ポイント2:建設業特有の業務フローに対応しているか

建設業の業務には一般企業とは異なる独自の商習慣や専門的なフローが多く、汎用(はんよう)的な業務ツールでは対応しきれないケースも少なくありません。ツール選定の際には自社の業務フローや業界特有の要件に対応できるかどうかを慎重に検討する必要があります。

  • JV(共同企業体)での情報共有機能
  • 階層構造を持つ協力会社との連携
  • 出来高払いや常用人工といった建設業ならではの計算処理
  • 各種法定書類のフォーマット対応

などが重要な要件です。

無理なく進めるハイブリッド運用

併せて確認しておきたいのが、協力会社の電子化対応状況です。「自社は導入したいが、協力会社の高齢化で今までのやり方を変えてもらえない」という悩みは、建設業では珍しくありません。

この場合、電子化に対応できる会社はシステムで、対応が難しい会社はこれまでどおり、紙でやり取りする「ハイブリッド運用」に対応したツールを選ぶことで、段階的に移行することが可能です。全社一斉でなくても電子化は始められます

大塚商会 業種SIプロモーション部 建設業担当:堤 彩衣

建設業向けの導入実績が豊富なツールは業界特有の課題を深く理解した機能を備えている可能性が高く、自社の業務をヒアリングして適切な提案をしてくれるベンダーを選ぶことが重要です。

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45年以上、さまざまな業種・業態のお客様課題に向き合ってきた大塚商会。業界の商習慣や業務フローを踏まえたうえで、課題を整理し、お客様に合った解決策をご提案します。「自社の課題の解決方法を知りたい」「どんなITツールがあるのか教えてほしい」など、壁打ち感覚でお気軽にご相談ください。

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ポイント3:スマートフォンやタブレットで利用できるか

建設現場はオフィス外での作業が中心のため、モバイル対応はペーパーレス化の必須要素です。事務所に戻らないと利用できないシステムでは業務負担を軽減するという本来の目的が達成できません。スマートフォンやタブレットからいつでもどこでも情報を入力・閲覧できることが重要です。現場写真の簡単アップロード、図面のスムーズな拡大・縮小表示なども確認すべきポイントです。iOS(iPhone / iPad)とAndroidの両方に対応したアプリが提供されているかどうかも導入後の利便性に大きく影響します。

ポイント4:導入後のサポート体制は充実しているか

新しいITツールの導入はペーパーレス化のスタート地点に過ぎません。導入後の運用中に操作方法の疑問や予期せぬトラブルが発生することは避けられないため、迅速かつ的確なサポートが受けられる体制が整っているかはツールの定着に大きく影響します。電話・メール・チャットなど、気軽に問い合わせできる窓口があるかを確認しましょう。初期設定の支援・活用方法の提案・社内研修の講師派遣といった導入後の定着をサポートするサービスが充実しているかも重要な選定基準です。社内にIT担当者がいない中小企業にとって手厚いサポート体制はツール運用成功の生命線となります

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ポイント5:投資対効果が見合っているか

ツール導入では初期費用・月額利用料だけでなく、導入準備にかかる社内の人件費も含めた総コストを正確に把握することが重要です。そのうえでペーパーレス化によって得られる効果とコストのバランスを冷静に見極める必要があります。削減できる残業時間・人件費・紙代・印刷費・郵送費・印紙代などを可能な限り試算しましょう。業務効率化による生産性向上やミス削減・売上アップの可能性も考慮して投資対効果(ROI)を多角的に検討してください。単に価格の安さだけで判断せず、長期的な視点から自社の経営課題を解決し成長に貢献するツールかどうかを見極めることが賢明です。

実際に大塚商会が過去ご支援した改善事例

一例として、年商10億円規模の建設会社でも発注および請求業務に月200件・100時間を費やしていたケースがあります。現場別の発注が都度必要となる建設業の特性上、注文書の件数は必然的に膨らみます。この会社では受発注の電子化により業務時間を約30%削減。浮いた時間を本来の現場業務へ充てることで、業務効率化だけでなく生産性向上も実現しました。

大塚商会 業種SIプロモーション部 建設業担当:堤 彩衣

建設業のペーパーレス化(電子化)による業務改善事例

ここまで、建設業におけるペーパーレス化の必要性や具体的な進め方、ツールの選び方、そして法律のポイントについて解説してきました。しかし、具体的なイメージがまだ湧かない方もいるかもしれません。実際に建設業のお客様から寄せられる声の中でも、「受発注の件数が多すぎて事務作業が追いつかない」「法改正への対応をきっかけに業務フローを根本から見直した」というケースは少なくありません。ここでは、大塚商会が実際にご支援した建設業・内装施工業の企業の実際の事例をご紹介します。

インボイス制度・電帳法対応を機にシステムを統合し、ペーパーレス化を実現|フェアトーン株式会社

  • 業種

    内装施工業
  • 事業内容

    オフィス・ホテルを中心にした新築、リニューアル、リノベーションのデザイン提案から施工・管理までのワンストップサービスなど
  • 従業員数

    130名(2025年10月現在)
  • ホームページ

    https://www.fairtone.co.jp/

サンゲツグループの内装施工会社であるフェアトーン株式会社(従業員130名)は、改正電子帳簿保存法への対応が直接のきっかけとなり、請求書まわりの電子化に着手しました。月に数百~数千件発行する請求書をこれまでのファイルサーバーで管理しながらタイムスタンプを付与することは現実的でなく、まず文書管理システムの導入で電子保存の体制を整えました。その後、見積りや発注の承認がシステムごとにバラバラだった点も課題として浮かび上がり、ワークフローシステムを追加することで承認フローを一本化。「法対応で始めた電子化が、業務フローの見直しにつながった」という経緯は、電帳法への対応を検討中の建設会社にとって参考になるケースです。

「フェアトーン株式会社」の導入事例の詳細

日報・申請の電子化から始め、RPAと取引電子化へ段階的に展開|株式会社山梅

  • 業種

    建設業(造園工事)
  • 事業内容

    造園工事、緑地メンテナンス、公園運営管理(指定管理者)、太陽光売電、樹木生産
  • 従業員数

    98名(山梅グループ)(2024年3月現在)
  • ホームページ

    https://yamaume.co.jp/

関東全域で造園工事を手がける株式会社山梅(従業員98名)は、紙で行っていたスケジュール管理・日報・各種申請の電子化から着手しました。手書きや紙の伝票に頼っていた月次の数値突き合わせ作業は約3日を要していましたが、RPAを活用した自動チェック体制への移行により実質1日程度まで短縮されています。さらに仕入れ先との発注・請求のやり取りを電子請求書システムで電子化したことで、紙の受け取り・手入力・ファイリングに費やしていた工数が削減されました。「まず日報から」という一歩を起点に、電子化の範囲を経理・発注へと広げてきた同社の進め方は、どこから手をつけるか迷っている建設会社のヒントになるはずです。

「株式会社山梅」の導入事例の詳細

まとめ:小さな一歩から始める建設業のペーパーレス化

建設業のペーパーレス化は、今後避けて通れない重要な課題です。2024年問題や電子帳簿保存法、建設DXの流れを考えても、紙中心の業務を見直す必要性は高まっています。

ただし、全ての業務を一気に電子化しようとすると、現場が混乱してしまうおそれがあります。まずは自社の課題を洗い出し、小さく始めることが大切です。そのうえで効果を確認しながら現場を巻き込み、少しずつ取り組みを広げていきましょう

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働き手の不足に伴う建設業界の山積する課題に対して、大塚商会では「建設DX」という取り組みでご支援をします。資料では、働く人がより働きやすい環境を構築し、単なるシステム導入にとどまらない、作業負担の軽減や生産性の向上まで視野に入れた、大塚商会「建設DX」をご紹介します。

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