一般財団法人 サニーピア医療保健協会 お客様の声[7分5秒]

再生時間:7分5秒
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介護現場の業務負荷を軽減するため、ICTを積極的に活用されている一般財団法人 サニーピア医療保健協会。介護記録システム「Blue Ocean Note」、見守りシステム「FURO-SHIKI」の導入で、職員の負担軽減と入所者サービス向上に大きく寄与したシステム活用事例をお話しいただきました。

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動画サマリー

動画の要点をご紹介します。

一般財団法人サニーピア医療保健協会について

1948年、戦後間もない頃で神戸港がどんどん発展する時期に、神戸の荷役労働者のけが人が多かったということから出来上がった神戸港診療所が母体です。

港や、メリケンパークなどの観光地に近いところにあるということと、山側に商業地区があって交通の便も非常に良いところです。
ここに来られるご家族の方や、ご本人も動ける方々にとっては非常に立地条件が良いというお声をいただきます。

記録システム・見守りシステム導入について

介護業界全体がICTに非常に弱いという部分もあり、手書きであったり、入力業務に時間がかかったり、ということがたくさんありました。そのため、できるだけ無駄を省き、効率良く仕事ができる環境を作りたいと思いました。

他にもいくつか検討はしましたが、「Blue Ocean Note」が一番職員にスムーズに受け入れられました。紙ベースであるということやワンタッチで入力できるということがポイントだったと思います。

「Blue Ocean Note」を利用することによって、前回2021年の介護報酬改定のときに「LIFE(科学的介護情報システム)」が導入されまして、スムーズに「LIFE」の加算が取れました。今回2024年の改定に関しては「生産性向上(推進体制)加算」が導入されましたので、今は全室「FURO-SHIKI」を導入できていませんが、導入のきっかけが既にできていますので、加算に向けて全室導入していきたいと思っています。

見守りシステム導入の効果について

システムの導入効果は数値で出てきています。3年前に比べて、居室での転倒事故等が年々減ってきているということ、夜間帯(夕方6時~朝9時)の居室以外の事故も含めて全て数値が減ってきているというのは、すごいなと思っています。

特定はできていませんが、おそらく職員の精神的・身体的負担が減った結果ではないかなと考えています。

法人が成り立っているのは、職員のおかげだと思うんです。法人として職員をいかに守れるか、いかに満足度を高めていけるか、職員がここにいて本当に良かったなと思ってもらえる体制作り・環境作りが私たちの務めではなかなと思います。
職員が満足することによって、ご利用者さんの満足につながるということを確信しています。

「Blue Ocean Note」の活用について

「Blue Ocean Note」の場合、職員が入力した記録をマーカーで選択してコピーすることができます。今までは対面で伝えて、それを一人一人がノートに書くということをしていたのですが、「Blue Ocean Note」を利用することで、昨日の状態、その前の状態が分かるというように申し送りができるようになりました。

ICT導入によって変わった点について

これまでは一つの介助でケアをしていても、他のところでナースコールが鳴ったらそこに訪れていました。今はスマートフォンで確認して、危険で行かなければならないかのかどうか、離れた場所からでも判断ができるようになりました。
認知症の周辺症状がある方に付きっきりになることもあります。そういう方のケアをしているときにもナースコールが鳴ったら離れて行かなければなりませんでした。今では「FURO-SHIKI」のカメラで確認して、行かなければいけないのか、行かなくて良いかが判断できるようになりました。

一番変わったのが夜勤帯です。どうしても少ない人数の職員でご利用者さんを見ていますので、何カ所か同時にナースコールが鳴ったとき、どちらの方に行ったら良いのかという選択ができるようになりました。
本当に精神的余裕が全く違います。

ICTの取り組みについて

現在はICTが非常に重要視される時代になってまいりました。さらにAIなどの新しい技術が入ってきています。そしてロボット工学も進んできています。こういった状況を見据えますと、介護は「人と人」という関係でやっていかなければなりませんが、スタッフの重労働を少しでも軽減するために、ICTが非常に有効になってくるだろうと考えています。

医療・福祉DXといったものを導入していくことによって、スタッフの業務負荷も軽減されますし、見守りにおいても非常に少ないスタッフで十分な管理ができます。その十分な管理ができるということが、今後入所者様にとって非常に役に立ってくるということで、こういった導入をこれからどんどん進めていかなければならないだろうと感じています。