ITとビジネスの専門家によるコラム。経営、業種・業界、さまざまな切り口で、現場に生きる情報をお届けします。
株式会社武井製作所 お客様の声[5分14秒]
再生時間:5分14秒
* 本動画は音声オンで再生されます。音量は、動画プレーヤー画面の下部にあるスピーカーアイコンで調整可能です。
商用車や建設機械部品の精密機械加工を手掛ける株式会社武井製作所は、ものづくりDXの先進企業でもあります。IoTによる設備稼働状況の可視化や、ものづくりの現場のペーパーレス化、グループウェアによる情報共有など、多様な成果につながっている取り組みをお話しいただきました。
関連製品
繰返・量産型生産管理システム 生産革新 Ryu-jin SMILE V 2nd Edition
「生産革新 Ryu-jin」は、自動車・電気部品や、金属・樹脂・食品などを繰返生産・量産加工する製造業に特化した生産管理システムです。内示・フォーキャスト・確定受注などの情報を基に、変化に強い柔軟な生産計画が行え、工程間の仕掛在庫なども含めた在庫の適正コントロールが可能です。
動画サマリー
動画の要点をご紹介します。
事業概要
弊社は工作機械を使い、商用車や建設機械の精密な金属部品を加工している会社です。
生産管理システム導入のきっかけ
そもそも生産管理の仕組みを導入しようということで個人的に調べていたところ、飛び込みで大塚商会の営業さんが当社に来られて「10分でいいから話を聞いてほしい」とご紹介があったのがきっかけです。
展示会や実践ソリューションフェアなど、いろいろ呼んでいただきました。2005年の春頃にもう一度、現在の「Ryu-jin」を見て「使える、いける」と思ったのが当時のきっかけであり思い出です。
弊社は製造業ですので、日々モノを作ることに対して改善・進化というのを心がけています。
システムのような仕組みも同様だと思っており、便利に、早く、確実にということで人間ではできないこと、そういうものをシステム化できないかと常々考えています。
その中でタイムリーに大塚商会からご提案いただいたのが一番大きかったです。
生産性の見える化について
弊社は少し前からISOの認証がとれていて、その証拠を出していく必要があります。
日々のそのデータが膨大になる訳です。
それを全て紙で管理していたのですが、なかなか正確に集計できなかったり、時間が掛かってしまったり、出てきたはいいけど違うものが出てきたりとか、そんなことも随分ありました。
常々まずいなと思っていた中で「i-Reporter」という仕組みがあることを大塚商会のフェアで知り、これはいけるぞと、導入して改善できると思ったのが一番です。
ペーパーレスというのはそれが目的で始めたのではなく、リアルなデータ集計であったり、取得が目的であったりというのが実際のところです。
「MotionBoard」の最大の目的は見える化・見せる化です。当然生産性を上げるためにはデータが必要になりますので、結果的にそれを表現できたのが「MotionBoard」です。
「Dr.Sum」はその前段階のデータの解析や集計などを行う仕組みですが、一番はやはり「日々の生産性を見える化したい」、「リアルな情報を取りたい」。それが最大の目的でした。
当初は、パトライトからの情報だけを「MotionBoard」に表現していましたが、現在は「i-Reporter」と「Ryu-jin」これらの情報も「MotionBoard」に出して同時に表現できています。
システム導入の効果
同じ設備、同じ製品を掛けている場合があります。
ただ、担当者によってAさん、Bさんと分かれた時に結果が変わってくる場合があります。
当然Aさん、Bさんの力量の違いもあるかもしれませんが、そもそも設備の調子がいいか悪いか、もしくはその生産性につながるであろう日々のセットアップの違いやメンテナンスの違いなど、そういったものも見える化するとはっきりと数字で出てきます。
今度は「じゃあどうしたらBさんがAさんと同じ生産性を上げられるのか」、「じゃあAさんはどこが優れているのか」そのようなものも研究といいますかデータとして取れるようになりますので、この点が一番大きいです。
やっぱり働くって何なのかとか、生産性を上げるとはどういうことなのか、これらが分かるようになる。
大げさに言いますが、励みにもなります。
「これをやったから生産性が上がったね」これが分かるようになれば作業者は面白がってやるようになるため、そういう効果も期待できます。
大塚商会に対する評価・要望
弊社は30名弱の中小企業ですが、それでもここまでやってこられたのは、やはりタイムリーに大塚商会がいろいろな商材をご提案いただいた効果だと思います。
サポートに関しては本当に微に入り細に入り支援いただき、ハードウェア含めてすぐにご対応いただけており、非常に満足しています。
今後もそういった部分を大切にしながら、引き続きご紹介いただけたら非常に嬉しいです。
我々はそれをまた利用して、小さくてもこういうことができるなど「DXとはこういうことではないか」と表現ができたらいいなと思います。