株式会社特発三協製作所 お客様の声[5分53秒]

再生時間:5分53秒
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2006年に生産管理システム「生産革新 Ryu-jin」を導入された株式会社特発三協製作所。IoT実績収集システム「実績班長」との連携や、各種オプションの追加で機能を充実させ、業務効率化を実現してきました。在庫の精度向上、作業の合理化、生産実績の見える化など、システム導入における具体的なメリットを動画で語っていただきました。

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株式会社特発三協製作所が導入した製品詳細

動画内容

動画の内容を画像とテキストでご紹介します。

事業紹介

(社名の由来は)1950年4月に私の祖父が亡くなり、残された3兄弟で事業継続に向けて再スタートすることになりました。その際、「特別なばねを作っている会社で三兄弟で事業を再スタートさせたものづくりの会社」ということで、特発三協製作所という名前にしました。

製作しているものは薄い板でできた部品で、通称「薄板(うすいた)ばね」といいます。

0.1mmくらいの薄さから1mmまでの薄い板でできていて、押さえておく・ひっかけておく・抜けなくする、というような性能を持った金属の部品です。

当社はばねの材料を加工するということに特化して製作しています。
曲げたら戻る性質のばねの材料を使っており、曲げたら戻るというところを形にしなければなりません。

その際に金型を使って曲げていきますので、金型作りも必要になります。
その金型自体を当社で作っていて、金型を作れるというところは他社との大きな違いです。

IT導入の目的・背景

加工を外注先に依頼しているとき、その外注加工がどこまで進んでいるのか、数量は幾つなのかなどをうまく追いかけられずにいました。
そのため、仕掛かり在庫なども把握できるよういろいろシステムを探して、今は「生産革新 Ryu-jin」を使っています。

材料の在庫管理や製作途中の仕掛かり在庫の管理、また完成品の管理などが全てロットで管理できます。

当社は自動車部品の仕事も多数受注させていただいていて、トレーサビリティーができないといけません。
「生産革新 Ryu-jin」はトレーサビリティーも対応しているということで、導入させていただきました。

原価管理オプション導入と効果

原価管理オプションを導入した理由は、当社は粗利金額を意識しており、「生産革新 Ryu-jin」の原価管理オプションを使うと、実績を入力するだけで後で集計してくれます。
1カ月まとめて売り上げ・仕入れ・粗利金額を出してくれますので、手を動かして集計をせずに済むところが良かったため導入しました。

品質管理オプション導入と効果

「生産革新 Ryu-jin」に実績を入力する際、例えば10,000個作ったうち500個は不良となってしまったというときもあります。

その500個の不良というのはどういう状態で不良だったのかを「生産革新 Ryu-jin」の品質管理オプションに登録します。
1カ月まとめて、どのような不良があったか、どういう点が良品になっていなかったのかを後で追いかけることができます。

「生産革新 Ryu-jin」へは、生産が完了したときに実績を入力しています。
その日の朝から作って夕方に実績を入力しますので、一日の夕方にならないと予定どおり作れたか作れていないかが分からない状態でした。
生産を管理している者からすると、「朝から作って夕方には何個できているはずだ」という見込みを持っていますが、夕方になった時点でもし0個だった場合は次工程で大変なことになります。
そのため、朝から機械が稼働しているかどうか現場を回って確認することが多々ありました。

「実績班長」を導入してからは、機械が動いていたら自動的にPCに生産実績データが送られてきます。
PC上に表示されたアンドンを見ることによって、生産が順調にいっているかどうかを確認できます。

そういうシステムがほしいと思っていて、「生産革新 Ryu-jin」と連動する「実績班長」を紹介していただきましたので、導入することにしました。

今までは Excelに入力して集計していましたが、今は既にデータが蓄積されています。
そのため、蓄積されたデータを引っ張り出してExcelなどで編集するということができるようになりましたので、やっていることが全て「見える化」されていっています。
この「見える化」が一番の大きな効果になります。

IT活用の今後の展望

だんだんものづくりは、今までのような人の手作業で行うところから機械の精度を上げて機械で作っていくようにもなってきています。
これからは開発をしている方と直接取り引きして作っていくことが増えていくんだろうと思っています。

また、量産の見込み情報を見て見込み発注で仕掛かり品が増えないようにしたり、納期までのリードタイムが短縮できるように生産の計画を組んでいったりできると思っていますので、AIの活用についても楽しみに思っています。