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基幹業務システム
SMILE V 2nd Edition 販売・会計 会社統合機能でグループの業績を把握
「SMILE V」では、会社統合機能を利用することにより、個別に運用するグループ各社のデータを仮想の「合算会社」に集約し、グループ全体の実績・予算・残高を管理・分析することができます。
- * 「SMILE V Air」の場合、ご利用いただけません。
会社統合機能でグループの業績を把握 詳細
複数会社管理
「SMILE」を複数の会社で利用する場合は、業務メニューの「会社選択」で切り替えて運用します。会社統合機能を利用する際は、複数のグループ会社の環境と並列し、グループ全体の実績や予算を分析するための仮想会社(以下、合算会社)の環境を作ります。その合算会社の環境にグループ各社の実績データ・予算データを統合していくことで、グループ全体での予実績管理や分析を可能とします。
ポイント
合算会社とは?
グループ会社全体の実績・予算の分析用に作成された仮想の会社環境のことです。
仮想の会社(合算会社)は「一つの会社」として管理されているため、下の図のように各会社と並列して選択できます。
マスターの配布・合算
科目マスターや帳票パターンなどは、全会社共通(同一)とし、合算会社からグループ各社へ配布することができます。
合算会社からのマスター配布ができない商品マスターや得意先マスターに関しては、テキスト出力・取込によりグループ各社で同一のマスターを使用することができるようになります。
また、業務予定機能の利用で、テキスト出力・取込を毎日○時になったら自動実行することも可能です。例えば、A社でマスターのテキスト出力、B社でマスターのテキスト取込の予定を設定しておくことで、定期的にマスターの同期が行われるため、効率化が図れます。
合算会社への統合方法
グループ各社で登録したマスターや伝票内容を合算会社へ統合します。統合したマスターのコードや処理連番は、基本的に先頭2桁に各運用会社の番号が自動的に付加されます。
グループ各社の部門ごとに実績を統合するなど、マスターや明細が持つ各コードを変換しながら統合することも可能です。
合算会社での管理・分析
統合処理後、合算会社でグループ全体の実績データ・予算データを確認することができます。各種残高表や実績表を用いてグループ全体の管理・分析を行います。