第12回 セルフ・マネジメントと考える力

皆さん、こんにちは!
11月も後半になり、急激に寒さが厳しくなりましたが、お変わりありませんでしょうか。
このひと月の間に、アメリカの大統領選挙、中国の共産党大会での新指導体制発足に続いて、いよいよ日本でも解散・総選挙に動き出しました。
三者三様の事情の中で色々な思惑が錯綜している感じですが、いずれにしても、過去の枠組みには収まりきらない状況が明らかになってきているような気がしますね・・・。

前回は、「ルフィの仲間力」から、これからのリーダーとしての「基本的な立ち位置」や「従業員に対する姿勢」を振り返っていただきました。

今回は、こうした「セルフ・マネジメント」と同時に、そのことが、経営においてどのような意味を持つのか?ということに触れていきたいと思います。

■セルフ・マネジメント
今回ご紹介させていただこうと思っていた「セルフ・マネジメント」に関しては、このERP NAVIコラムの中で、藤田勝利氏も詳しくご紹介されていましたので、そちらも参考にしていただきたく、ご紹介いたします。

第12回 「セルフ・マネジメント」の本質とは何か/藤田 勝利氏 著

■若い世代における「セルフ・マネジメント」に関する取り組み
今、ある社員200名弱の規模のお客様で、いわゆる「次世代幹部と呼ばれる方々(部長級)」のセルフ・マネジメントに関するお手伝いをさせていただいています。
その中で、上記藤田氏のコラムにある「自分が何者かを理解し、自分をマネジメントができなければ、決して組織をマネジメントすることはできない」に当たる部分を自己洞察していただくワークショップを実施しました。

このワークショップを通じて「自分の価値観や大切にしたいことが明確になった」と効果を高く評価くださった参加者の一人が、ご自宅に帰って、大学生のお子さんに「今、会社でこんなことをしている」という話をご紹介された時の話です。

そのお子さんからの反応は「お父さん!今ごろ、何やってるの?!こういうことは、高校の3年間でバンバン考えさせられたよ!だから、私はこういう道を選んだのよ!」と喝破されてしまったということで、驚かれていました。

■「自分で考え、自分の意見を持つ」ことの重要性
ところで、唐突ですが、今度は、小学生のお子さんをお持ちの方に問題です(笑)!
↓ ↓ ↓
「具体的でささやかな一点を変えるだけで、現実は変わる。これはスポーツ、ビジネス、
社会の仕組み、すべてに応用できる技である」とありますが、あなたが今まで学んできた
小学校の「運動会」などの学校行事や身近な生活において、「この一点を変えるだけ
で」もっと充実したよいものになると思える具体的な一点を挙げ、その一点を変えると
どのように充実したよいものになるのかも含めて、101字以上150次以内で説明し
なさい
↑ ↑ ↑
これ、何だかお分かりでしょうか?
実は、コレ、今年の春の公文国際学園中等部の入試問題です!
つまり、6年生が臨む受験問題ということです。ビックリしませんか?!

厳密には、問題の前に参考文書があるわけですが、これがまた「齋藤孝氏」の「使える!『徒然草』(PHP研究所)」という著書からの引用問題になっています。

問題全体にご興味のある方は、是非こちらからご覧になってください。

株式会社 日能研 Webサイト

公文塾にお子さんを通わせているご家庭も多いのではないかと思いますが、こんな問題に答えられるようなトレーニングを受けているなんて、ご存知でしょうか?

■「10年後にはどうなるのか?どうなりたいのか?」未来から逆算する
日本は、今、このように急速に教育の面でも変革しています。
こうした教育を受けて育った若い世代が、10年もすれば、私たちの会社の中軸を占めていくことになります。

経営者の皆さんにとっては、こうした「未来予測」という観察と同時に、これが何を生んでいくのかという洞察も求められていると思います。

彼らは明らかに「私はこうなりたい」という明確な意志を持って、社会に出てきて、皆さんの会社の一員になっていきます。
その際に「私たちの会社は●●を目指し、□□のような社員と共に創っていく」というメッセージを明確に明示できなければ、「ルフィの仲間力」に共感するような若い世代の共感を得ていくのは難しいのではないでしょうか。

「社員がイキイキ働き、能力を最大限に発揮する組織風土を作りたい」とお考えなのであれば「今すぐはなれない」としても、「●年後にこうなりたい! だから、まず〇〇から着手して一歩前に出よう」という未来からの逆算の思考が必要になるのではないでしょうか。「未来からの逆算」に関しては、また次回詳しくご紹介させていただきます。

引き続き、次回もよろしくお願いいたします。

次回は12月19日(水)更新予定です。

★更新情報は「ERPナビ(大塚商会)Facebookページ」にて!

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この記事の著者

株式会社大塚商会 トータルソリューショングループ TSM支援課

三宅 恒基

1984年大塚商会入社。コンピュータ営業・マーケティング部門を経て、ナレッジマネジメント・B2Bなどビジネス開発を担当、2003年から経営品質向上活動に関わる。現在は、業績に繋がる顧客満足(CS)を志向した「価値提供経営」と共に、組織風土・人材開発・自律性育成テーマでの企業支援、セミナー・研修講師などに携わる。

社員がイキイキ働く企業風土・自律的従業員育成のあり方を考える バックナンバー

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