ITとビジネスの専門家によるコラム。経営、業種・業界、さまざまな切り口で、現場に生きる情報をお届けします。
第38回 一年の計は元旦にあり
新しい年が始まりました。本年もよろしくお願いいたします。「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。一年の計画を立てるにあたり、そもそも私(と私の所属する部署)は何者か? をあらためて考えてみることの効果について説明します。
一年の計は元旦にあり
新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
物事は初めが大切“一年の計は元旦にあり”
年が明けてしばらくたちましたが、“一年の計は元旦にあり”という言葉があります。ご存じのとおり、「一年のことは年の初めの元日に計画を立てるべきである。物事は初めが大切。しっかりと計画を立てて着実に行え」ということです。
ビジネスでも生活でも一年の計画、スケジュールを立てることは重要ですよね。その際に、計画を立てるとともに、いえ、計画を立てる前提として、“自分とは何者か?”をあらためて考えることがとても大切だと考えます。
自分とは何者か、大げさな表現になりますが「私の存在意義は何か?」と言い換えることができます。
もう少し具体的な問いに落とし込んでみましょう。
- 私や(所属する)部署の役割、使命は何か?
- 私や部署の顧客は誰か?(あなたの顧客は誰ですか? 管理・間接部門の顧客は誰でしょうか?)
- 役割を果たすため、顧客に提供する付加価値、サービスは何か?
ということです。
私も今年の目標、計画を立てた時に、上記のようなことをぼんやりではありますが考えていました。一人の人間として、ビジネスパーソンとして、経営者として、父として、夫として。そして、ハゼ釣り人として(私はここ数年ハゼ釣りにめちゃくちゃハマっております)。それぞれの役割を考え、どうありたいか、どうあるべきかを考えていくと、今年やるべきことが幾つかハッキリしてきました。そして、それらに優先順位を付けて、“計”(計画)を立てました。
“自分とは何者か?”と自問してみること
個人として、部署として一年の計を立てるにあたり、“自分とは何者か?”と自問してみてはいかがでしょうか。一年の計画がぶれることなく、より適正なものになると思います。
今回はショートコラムとなりました。
今年は卯年ですね。兎(うさぎ)のように険しい道や上り坂も飛び越えながら、業務を進める飛躍の年にしてまいりましょう!
おまけ
最近、年賀はがきのやりとりを止める“年賀状じまい”という言葉をときどき聞くようになりました。私自身は、しばらく会っていない友人や知人を思い浮かべながら年賀状を眺めるのが好きですので、これからも年賀状は出し続けていこうと考えています。以前、この連載で「年賀状作成を“楽”にする」というテーマでコラムを書きました。1月のうちに年賀状についての簡単な備忘録を作っておくと、次の年賀状の準備が楽になる、というものです。
頻繁に行うことではなく、ビジネスでも日常生活でも、不定期、もしくは一年に一度に行うことについては、備忘録の作成はとても有効です。まさに、この1月にタイムリーな記事ですのでご興味のある方はぜひご覧ください。