ITとビジネスの専門家によるコラム。経営、業種・業界、さまざまな切り口で、現場に生きる情報をお届けします。
第2回 他社ソフトからのデータ移行のコツ
今まで利用していたシステムから、別のシステムに変更する場合に問題となるのが、「データ移行」です。特にマスターと呼ばれる情報(例えば、得意先・仕入先・商品など)を一から登録し直すのは大変な作業になりますので、この作業を嫌がって、システムの変更をためらう方も多いのではないでしょうか。データ移行を「SMILE V Air」シリーズではデータ移行を少しでも簡単に行える機能をご紹介します。
他社ソフトからのデータ移行のコツ
データ移行については、「テキスト取込機能があるので、簡単にできますよ」などと言われることはないでしょうか。実際にはそんな簡単にできるものではありません。なにせ、システムによって考え方(構造)が全く違うのですから……。
それでも、少しでも作業が効率的に行えるように、「SMILE V Air」シリーズでは下記のような機能を用意しました。お客様の状況に合わせて、より効果的に機能をお使いいただけます。
取り込む際のレイアウトを出力して運用
取り込む際のレイアウトを属性や桁数も添えてテキスト出力することができます。Excelに展開して、元データからコピー・アンド・ペーストなどの編集作業を行えば、あとは全部まとめて取り込むことができます。取り込む前にエラーチェック機能もありますので、事前にチェックも行えます。
項目の並び順は合わせなくても大丈夫
取込項目の並び順は合わせる必要はありません。下図のように、右側の元ファイルが左側の取込項目のどれに当たるのかを指定すれば大丈夫です。
取込項目を設定する際に便利機能を用意
右側の元ファイルの値をそのまま取り込めない場合に便利な機能も用意しています。
- 全レコードに固定の値を更新する
- 元ファイルの「ランクA」となっているものを「1」として更新するなど、値を置き換えて更新する
- 文字列が長すぎる場合に頭から○文字分のみ更新する、四則演算を行って更新する、条件式を付けて更新する、など計算式を設定して更新する
いかがでしょうか?
基本的には、元データからExcelを使って情報を整えてから取り込むのが確実です。
売上明細情報の取り込みについても同様の機能を用意しています。ただ、システムによって考え方(構造)が全く違うという部分がもっと色濃く出てきてしまいますので、マスター情報の取り込みよりはちょっと難易度が高くなってしまいます。そのうえ、売掛残高や請求残高・在庫数の登録なども考慮する必要があります。
今回は、販売についてご説明しましたが、会計・人事給与にも同様の機能を用意しています。
大塚商会では、導入時に経験豊富なエンジニアがお客様の要望に合わせた移行方法をアドバイスします。
まずは、30日間無料でお試しいただける体験版をお試しください。
「SMILE V」体験版お申し込み
クラウド版「SMILE V Air」を、30日間無料でお試しいただけます。
- * 本お試し版は同業他社様、個人のお客様からのお申し込みはお断りさせていただいています。
なお、今回ご紹介した機能は、トライアル環境では下記の操作で体験いただけます。
- [業務メニュー]を選択、[株式会社ルイマイ販売]を選択
- [販売]―[随時業務]―[テキスト取込(マスター)]―[商品マスター]を選択
明細データについては、[テキスト取込(明細)]から確認いただけます。
「得意先マスター」「仕入先マスター」については、[業務共通]―[随時業務]から確認いただけます。また、会計・人事給与についても、それぞれのメニューの[随時業務]から確認することができます。