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第23回 SMILE V Air 販売 ロット別在庫管理機能で、履歴追跡とより正確な粗利額の把握を実現
「ロット別在庫管理機能」は、商品の入荷と出荷をロット別に管理することで、ロット別の在庫管理やロットトレース(履歴追跡)を行うことができるようになる機能です。また、ロットごとに有効期限を設定することで、有効期限切れの確認リストを出力することもできます。
SMILE V Air 販売 ロット別在庫管理機能で、履歴追跡とより正確な粗利額の把握を実現
製造業や食品業などの業種では、得意先やメーカーから不具合報告があった場合に、対象の商品の出荷先などを特定するための「履歴追跡」に対応する必要があります。ただ、既存の販売システムとは別に、Excelで管理している、という方はいらっしゃいませんか?
出荷時にどのロットを出荷するのか、作業が一つ増えてしまいますが、企業の信頼を確保するためには必要な処理の一つであるため、販売システムでまとめて管理しませんか。
履歴追跡(ロットトレース)のしくみ
まず、商品の入荷時に、社内管理用のロット番号を採番します(システムで自動採番可)。その際、メーカーの製造番号は、サブロット番号として登録しておきます。
次に商品の出荷時には、社内管理用のロット番号を指定して処理を行います。このように、商品の仕入れから売上までを、ロット番号にて管理することで、ロット別の在庫管理や履歴追跡(ロットトレース)を実現することが可能になります。
得意先からクレームが入ったときは、出荷したロット番号を聞き、製造番号を調べてメーカーに調査を依頼することができます。また、メーカーから欠陥報告の連絡が入ったときは、製造番号からロット番号を調べ、納品した得意先を調べて対応することが可能になります。
このように簡単な操作が増えるだけで、履歴追跡(ロットトレース)が実現できるようになります。もうExcelでの別管理は不要になります。
より正確な粗利の把握
最近では、もう一つ別の側面からこの機能の利用も増えています。仕入価格の変動が激しい今、先入れ先出しの順守・正確な粗利の把握などを目的とした利用です。出荷時に商品のロット番号を指定することで、入荷時の原価がわかりますので、その原価をもとに粗利額の計算を行うことが可能になります。
いかがでしょうか?
「SMILE V Air 販売」では、このような業種・業界に合わせた拡張機能も豊富に用意しています。
まずは、30日間無料でお試しいただける体験版をお試しください。
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クラウド版「SMILE V Air」を、30日間無料でお試しいただけます。
- * 本お試し版は同業他社様、個人のお客様からのお申し込みはお断りさせていただいています。
なお、今回ご紹介した「ロット別在庫管理機能」は、トライアル環境では体験できませんのでご注意ください。