入口対策(UTM)/多層防御メール経由の脅威にまとめて備える――トレンドマイクロのUTM「Cloud Edge」
サイバー攻撃のきっかけの多くはメールです。取引先を装った標的型メール、実在の相手になりすますビジネスメール詐欺、感染を広げるEmotet。毎日大量に届くメールを1通ずつ見分けるのは現実的ではありません。入り口の層では、こうしたメール経由の脅威や、暗号化された通信に紛れる攻撃にどこまで備えられるかが問われます。その対策に強みを持つのがトレンドマイクロのUTM「Cloud Edge」です。

メールと暗号化通信に、従来の入口対策が追いつきにくい
攻撃の入り口として今も多いのがメールです。取引先や宅配業者を装ったメール、本物の文面をコピーしたビジネスメール詐欺(BEC)など、見分けにくい手口が増えています。担当者一人一人の注意だけに頼るのは限界があります。
もう一つの死角が、暗号化された通信です。いまやWebサイトの通信の多くはHTTPS(SSL / TLS)で暗号化されています。安全のための暗号化ですが、中身が見えないため、攻撃側もこれを悪用します。従来のUTMでは、暗号化された通信の中身まで検査しきれないことがあります。
出典:「透明性レポート(HTTPSの利用状況)」(Google)

- * 四つの層に、決まった順番はありません。入り口の層を取り上げるのは、多くの企業が既に手を付けており、更新のタイミングで見直しやすいからです。他の層より優先すべき、という優先順位を示すものではありません。
UTM(統合脅威管理)とは
UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)は、侵入防御、Webフィルタリング、アンチウイルス、メール対策といった複数のセキュリティ機能を一つにまとめた仕組みです。機能ごとに別々の機器をそろえるのではなく、まとめて備えられます。「Cloud Edge」は、このUTMの機能を持つ専用機(セキュリティBOX)を設置し、クラウド上の管理コンソールで運用する製品です。
「Cloud Edge」という選択肢
「Cloud Edge」は、トレンドマイクロが提供するUTM専用機です。トレンドマイクロが持つ脅威情報を基に、特にメール経由の脅威と、Web・暗号化通信への対策に強みがあります。主な特長は次のとおりです。
- メール対策
- 迷惑メールや標的型メールを段階的に判定し、危険なメールを社内に入れない設定が可能。ビジネスメール詐欺(BEC)への対策も対応
- Webレピュテーション
- あやしいWebサイトへのアクセスや、感染後に攻撃者のサーバー(C&Cサーバー)と通信しようとする動きをブロック
- 暗号化通信の検査
- 暗号化された通信を復号して中身を検査
- 未知の脅威への対応
- 判断がつきにくいファイルをクラウド上で解析するサンドボックス、AIによる検知
運用面では、クラウドの管理コンソールから設定やバージョンアップ、故障時の再セットアップができます。専任の担当が少ない環境でも運用しやすいのが利点です。
強みを生かす――脅威対策に専念させる構成でご提供
大塚商会は、「Cloud Edge」をその強みであるメール・Webの脅威対策を最も発揮できる構成でご提供しています。インターネットとの境界は、境界防御を担うファイアウォールやルーターに任せ、「Cloud Edge」はその内側でメールやWebの脅威検査に専念させます。役割を分けることで、それぞれの機器が得意分野に集中でき、入り口全体の守りが厚くなります。

そのため「Cloud Edge」は、境界用のファイアウォールやルーターの内側に置く構成でご提供します。既にお使いのものを活かす場合も合わせてご用意することができます。
どのような構成が適しているかは、既存の環境や守りたい範囲によって変わります。自社に合った構成は、大塚商会がご一緒に見極めます。
導入・運用で見ておきたい点
「Cloud Edge」を検討するときは、次の点を押さえておくと安心です。
- 境界用のファイアウォールやルーターの内側に置く構成のため、既にあるものを生かすか、合わせて用意するか
- 暗号化通信の検査を使う場合は、各端末に証明書を入れる準備が必要
- ライセンスの期限。大塚商会のCloud Edgeは5年分のライセンスが含まれ、期限を過ぎるとパターンファイルなどの更新が止まるため、5年を目安に後継機種への入れ替えを見込んでおく必要がある
製品そのものと同じくらい、自社のネットワーク構成に合った設計と、導入後に運用を続けられる体制が重要になります。
メーカーに縛られず、運用まで
入り口の層だけでも、製品は数多く存在します。大塚商会は特定のメーカーやサービスに縛られず、お客様の環境と体制に合わせて適した製品を選べる立場にあります。
メール・Webの脅威に強いUTM「Cloud Edge」を、お客様の環境に合った構成でご提案できるのもそのためです。
そして、UTMは設置して終わりではありません。「Cloud Edge」には、大塚商会の運用支援サービス「EasySOC Plus2」がつきます。ログを分析して重要度の高い兆候をメールでお知らせし、月次レポートで状況を確認できます。ウイルス感染時の調査・駆除にかかった費用を一部補助するサービスもあります。
専任の担当がいない環境でも、導入後の運用まで含めてお任せいただけます。地域と専任の担当がつく体制のため、長くご相談いただけます。
派手な新しさよりも確かに続く守りを。5年後も今日と同じように業務が回っている。そのための備えを一緒に設計していきます。
メール経由の脅威を、あらためて見直す
「Cloud Edge」の機能と、境界を守る機器を含めた構成の考え方は、資料にまとめています。入り口対策の見直しの機会にご確認ください。