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ApaRevo 活用コラム
「爆買い」から「越境EC」へ
3年ほど前に流行語にもなった「爆買い」。日本を訪れる中国人観光客による爆買いが日本経済に大きな恩恵をもたらしましたが、残念ながら一瞬にして爆買いバブルは崩壊してしまいました。一方、日本から中国への越境EC(電子商取引)の市場規模は、2016年に1兆円を超え、2019年には2、3兆円に達する見込みだそうです。
(2017年4月、経済産業省が発表した平成28年度 電子商取引に関する市場調査より)
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株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
アパレル/ライフデザインSPソリューション課
徳原 美恵
3年ほど前に流行語にもなった「爆買い」。日本を訪れる中国人観光客による爆買いが日本経済に大きな恩恵をもたらしましたが、残念ながら一瞬にして爆買いバブルは崩壊してしまいました。一方、日本から中国への越境EC(電子商取引)の市場規模は、2016年に1兆円を超え、2019年には2、3兆円に達する見込みだそうです。
(2017年4月、経済産業省が発表した平成28年度 電子商取引に関する市場調査より)
越境ECとは、消費者がインターネットを通じて海外製の商品を購入し、その商品が国外から配送されるといったものを呼びます。中国の越境 EC 経験者が「過去1年間に越境ECを一度でも利用したことがある国」のトップは米国の27%であり、日本は2位の18%という結果でした。中国のネットユーザーにとって日本は米国に次いで人気のある越境 EC 対象国になっています。
また、中国越境ECで購入される商品を見てみると「アパレル/靴/アクセサリー」が「化粧品」と並んで1位となっています(日本・アメリカの消費者においても「アパレル/靴/アクセサリー」が1位です)。
実際、私が開発を担当したアパレル業のお客様が運営している海外向けの自社ECですが、海外サイトの売り上げが伸びています。
「爆買い」収束の挽回策として、中国向け越境ECの期待が高まっており、日本政府も国内企業のEC進出を後押しするなどの支援を検討しているようです。2019年以降も中国のEC参入・活用は新しい動きが出てきており、今後も引き続き注目していきたいところです。
[SE]2018年12月25日