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ApaRevo 活用コラム
百貨店のレジが変わっている!
先月末ほどに某百貨店に行くと、レジの決済方法が変わっていました。
百貨店のレジが変わっている!
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
アパレル/ライフデザインSPソリューション課
伊藤 智世
先月末ほどに某百貨店に行くと、レジの決済方法が変わっていました。
いつもは店員さんにカードを預けて裏の百貨店集中レジで決済しもらい、こちらに戻ってくるという方法でしたが、目の前で暗証番号を入力するという決済方法に変わっていました。変わった当時はまだ店員さんも慣れていないようでまごついていたので、「レジが変わったんですか?」と聞くと、「東京オリンピックに向けてレジを変えるようでして……」という返事。
なぜ東京オリンピックに向けてレジを変える必要があるのか? と思い、調べてみました。
オリンピックによってインバウンドのお客様が増えます。カードを一時的に預けるということが、特に外国人のお客様には不安に感じられるとのことで「面前決済」の方向に進んでいるようです。また、「面前決済」をすればその場での決済になるので、集中レジが混んでいて時間がかかり待たされるということもなくなります。
そのほか、2018年6月1日に施行された改正割賦販売法による影響もあるようです。
改正割賦販売法では、カード情報の適切な管理や不正使用の防止といったセキュリティ対策の実施が義務付けられたとのことです。そのため、「面前決済」をすることによって知らないところでカード情報が盗まれるといった不安も軽減されるのだと思います。
日本ではまだまだ現金決済が多いのですが、世界ではキャッシュレス決済が主流になりつつあります。先日、ニューヨークへ行った際には現金が使えない店舗が増え、レシートも紙ではなくメールのみというところも多くありました。数年前まではそのようなことはなかったので、時代の変化を実感した瞬間でした。
大塚商会でも、クレジット決済機能付きモバイルPOSレジの「スマレジ」を取り扱っています。「スマレジ」の主な機能としては、レジとしての機能はもちろんこと、商品情報や購入履歴を参照できる接客ツールとして利用したり、他店の在庫を参照したりすることができます。また「ApaRevo」とも連携も可能ですので、マスターやデータの二重登録の手間も防ぐことができます。
[SE]2019年 2月12日