ITとビジネスの専門家によるコラム。経営、業種・業界、さまざまな切り口で、現場に生きる情報をお届けします。
製品、サービスに関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ApaRevo 活用コラム
「QRコードを使ったシステム」について
QRコードはデンソーウェーブが開発した、マトリックス型の二次元コードです。
「QRコードを使ったシステム」について
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
アパレル/ライフデザインSPソリューション課
土橋 道晴
QRコードはデンソーウェーブが開発した、マトリックス型の二次元コードです。
当初は自動車部品製造の現場で採用され、工場や配送センターで利用されていました。その後、カメラ付き携帯端末でQRコードを読み取る機能が標準装備されるようになったのがきっかけで、さまざまな用途で利用されるようになりました。最近は、QRコードの看板なども見掛けます。スマホをかざして見るということなのでしょう。
中国では、QRコードによる決済サービスが普及しています。高価な専用端末が不要で、またクレジットカードなどほかの決済サービスが普及する前だったこともあり、一気に普及が進んだようです。屋台のような小さな店でも、QRコード決済ができるそうです。
国内では、QRコードを使い航空券の代用とするシステムが導入されています。ANAとそのグループ航空会社では、印刷コストが高く、再利用性も低い磁気式の航空券を全廃して、QRコードを用いて航空券の代用とするシステムに変更しています。QRコードは印刷する必要はなく、携帯端末に表示させることで利用することができます。
さて、業務系アプリケーションでQRコードを利用した例は、まだそれほどないと思われます。今回紹介させていただきたい開発中のシステムですが、QRコードを使ってハンディターミナルによる出荷検品を行うシステムです。トレーサビリティの関連で、開発を行うこととなったシステムなのですが、「出荷指示伝票」の明細部分にQRコードを印刷し、これを読み取って検品を行う仕組みです。このQRコードには、出荷指示番号、商品コード、数量などが印刷されているため、ハンディターミナルに事前に情報を落とし込む必要がありません。出荷検品作業は、短時間での対応が要求されます。ダウンロード作業がないだけでも、作業性は向上すると考えられます。
また、出荷指示伝票ですが、当社パッケージ「SMILE 販売」や「ApaRevo」の「自由レイアウト表」にQRコードを印刷する機能が備わっているため、比較的安価に開発が可能となります。
ご興味がおありでしたら、ぜひ当社メンバーにご相談ください。
- * QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
[SE]2019年 2月26日