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ApaRevo 活用コラム
靴卸向けの機能強化
アパレル・ファッション業向け 販売・在庫管理システム「ApaRevo」にはサイズパターン入力形式があります。今回はこのサイズパターン入力形式の機能強化についてご紹介します。
靴卸向けの機能強化
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
佐伯 学
「ApaRevo」は、アパレル・ファッション業界特有の品番・色・サイズ単位での伝票入力に対応しています。
入力形式は、標準入力形式(1行:1品番1色サイズ)、マトリックス入力形式(1行:1品番複数色サイズ)、サイズパターン入力形式(1行:1品番1色複数サイズ、靴卸向け)の3種類から選択可能です。
今回は、この中からサイズパターン入力形式にスポットを当ててご紹介します。
サイズパターン入力形式は、サイズパターンと呼ばれるサイズの組み合わせをあらかじめ登録します。次に受注や売り上げ、入出庫などの各種入力処理にて、商品にひも付いたサイズパターンに従いサイズ別に横展開で表示させ、内訳数量を入力していく形式になります。また、入力だけでなく、各種リストや台帳、在庫一覧表などもサイズ別の横展開で出力することが可能です。
このサイズパターン入力形式は、「SMILE」の過去のバージョンから存在しており、多くの靴卸売業のお客様にご利用いただいてきました。私も何件かのお客様をサポートさせていただきましたが、まれに1パターンに登録できるサイズ数を増やしたいというご要望をいただくことがあります。1パターンに登録できるサイズ数は10個が上限となっており、それを超えるサイズの入力を行う場合は、入力行を分けていただくことで運用回避をお願いしてきました。
このご要望は2020年4月、「ApaRevo」のバージョン1.70の機能強化にて対応可能になりました。入力形式がパターンの場合、1サイズパターンあたりのサイズ数を初期設定で10サイズ、12サイズ、15サイズから選択することができるようになりました。もちろん、もともとサイズパターンに対応している各種入力処理、各種帳票も同様にサイズ数の拡張に対応しています。
お客様のご要望を取り入れて、「ApaRevo」は日々進化を続けています。
[SE]2020年11月10日