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ApaRevo 活用コラム
RFIDについて
RFIDは、棚卸作業など多くの商品を一度にスキャンする業務に効果を発揮します。が、そこに漏れはないのか、注意点は? RFIDの活用について簡単にご紹介します。
RFIDについて
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
舟橋 徹
RFIDタグの優位性といえば、多くの商品を短時間でスキャンできることです。
まず頭に浮かぶのは棚卸作業です。バーコードを1点ずつスキャンするのに比べると圧倒的に早いです。私が実際に見た場合ですと、商品在庫が1,500点程の店舗では、15分で商品スキャンが完了していました。
ただし、全てのRFIDタグが読み取れているのか、漏れはないのか。
実際にスキャン後はシステムの帳簿在庫と比較し、差がないかどうかのチェックが必要になります。帳簿在庫との差が明確になるからこそ、全ての商品がスキャンできたかが分かるのです。
そのほかに多くの商品を一度にスキャンする業務は、倉庫での入庫検品業務・出庫検品業務になります。
そもそも検品は入庫伝票やピッキングリストとの比較ですので、RFIDの場合は入庫予定、出庫予定のデータが必須となります。仕入れ先から入庫伝票はもらうがデータはないという場合は、何とかしてデータを入手する必要があります。
倉庫の場合は、段ボールに商品が入った状態でRFIDゲートを通過してスキャンします。電波はどうしても拡散し周囲にあるタグも読んでしまう可能性があるため、ゲート設置時にはある程度の余白スペースも必要となります。
導入にあたっては、ほかにも注意点がありますので、導入検討時には、ぜひ当社へご相談ください。
[SE]2021年1月26日