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ApaRevo 活用コラム
ユーザックシステム「伝発名人」との連携事例
今回は、帳票発行ソフト「伝発名人」と「ApaRevo」の連携事例をご紹介します。
ユーザックシステム「伝発名人」との連携事例
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
佐伯 学
「伝発名人」は、発売以来30年以上の実績を持つユーザックシステム社の帳票発行ソフトです。単体での利用はもちろんのこと、優れた外部連携の機能が特長であり、「ApaRevo」を含む「SMILE」シリーズとも多数の連携実績があります。テキストファイルを介した連携だけでなく、データベースを参照した連携にも対応しており、シームレスな連携を実現することが可能です。
私が「伝発名人」に実際に携わったのは、EDI取引先が多いお客様のシステム入れ替え提案を行った時でした。
EDIの取引先が多いですと、どうしてもチェーンストア伝票やお客様指定の指定伝票など、多くの伝票に対応する必要が出てきます。また、同じレイアウトの伝票であっても、得意先によって出力しなければならない項目が異なっていることも当然のように発生します。さらに、数多くの伝票に対応することは開発コスト増大の要因にもなってしまいます。
それらを解決してくれたのが、「伝発名人」です。
「ApaRevo」のデータベース内に、「伝発名人」から参照するためのビューを作成し、ビューを介して「伝発名人」が「ApaRevo」の一部であるかのように伝票発行を行えるシームレスな環境を作ることができました。
また、ビューの設定を変更することで、マスターの値によって伝票印字内容を制御することもできるため、通常であれば追加のプログラム改修が必要になるような要望であっても、設定作業の範囲内でスピーディーに対応することも可能です。伝票レイアウトの設計も視覚的に分かりやすい作りになっており、非常に手間がかかる作業である伝票設計に対するSEの開発工数を大幅に削減できます。さらには、お客様自身で伝票レイアウトを作成いただくことも可能となりました。
伝票種類が多くてお困りの場合は、「伝発名人」連携を選択肢の一つとして検討してみてください!
[SE]2021年5月25日