SMILEのRPA機能について

今回は、「SMILE」のRPA機能についてご紹介します。

SMILEのRPA機能について

株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
拝司雅彦

「DX」や「働き方改革」が求められている昨今、ソフトウェアロボットが業務プロセスを自動化する「RPA（Robotic Process Automation）」に注目が集まっています。当社でもさまざまなRPAツールを取り扱っていますが、できる内容や価格帯もさまざまで、実際に導入に踏み切るにはハードルが少し高いのも事実かと思います。

そこで今回は身近なところから、当社の基幹業務システムである「SMILE」シリーズのRPA機能と、その機能を利用した業務プロセスの自動化についてご紹介します。

日々の業務の中には、大きく分けて「特定の人が判断をしながら行う必要がある仕事」と「人の判断が要らない仕事＝誰がやっても同じ手順でできる仕事」とに分けられますが、後者の誰がやってもできる仕事はロボットで自動化しましょう、というのがRPA機能です。

例えば、下記のような仕事がRPA化するのに向いているものになります。

毎日、毎週、毎月といった決まったスケジュールでの「売上実績資料」の作成
定期的に取引先に送っている「定型の商品マスター」のCSV出力
定期的に取引先から送られてくる「定型の受注データ」のCSV取り込み

「SMILE」のRPA機能である「業務予定」を利用しますと、事前に作業予定を登録しておくことで予定した時間に通知を行ったり、通知を行うだけでなく「自動実行」機能で予定した時刻に処理を自動実行できたりもします。また、「CAB（Custom AP Builder）」という「SMILE」シリーズの開発ツールを使うことで、Excelデータの取り扱いやメールの自動送受信なども行うことができます。

SMILE V標準の「業務予定」の自動実行機能でできること

帳票の自動印刷: 指定した日時に帳票を自動印刷します。
帳票のPDF自動作成: 指定した日時に指定フォルダーに帳票をPDFで自動作成します。
TXT・CSVの自動出力: 指定した日時に明細や各種情報をTXTまたはCSVで自動出力します。
TXT・CSVの自動取り込み: 指定した日時に明細や各種情報のTXTまたはCSVを自動取り込みします。

CAB（Custom AP Builder）を利用することでできること

Excelの活用: 指定した日時に帳票をExcelで作成したり、自動で出力・取り込みしたりすることができます。
オリジナル帳票の作成: 指定した日時に「SMILE」のデータを利用したオリジナル帳票を作成します。
メール受信監視・一括送信。: メールの添付ファイルを指定したフォルダーに自動保存したり、条件を満たす対象者へメールを自動送信したりすることができます。

RPAに少しでも興味のある方は、まずは身近なところで、集計作業を一つでも「SMILE」に任せてみるところから始めていただくのも良いのではないでしょうか。ちなみに、当社ではAIシステムの取り扱いも始めており、もしかすると数年後には「特定の人が判断をしながら行う必要がある仕事」もAIによってできるようになっているかもしれません。

［SE］2023年2月7日

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