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ApaRevo 活用コラム
会計システム連携について
今回は、会計システム連携についてご紹介します。
会計システム連携について
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
依田 裕二
「SMILE」シリーズには販売・会計・人事給与・eValue(ワークフロー・ドキュメント・コミュニケーション・スケジュール)の業務系パッケージソフトがあり、さらに業種ごとに特化したパッケージシステムもあります。今回は、「ApaRevo」と会計システムとの連携事例についてご紹介をします。
販売連携機能の主な特長を以下にご紹介します。
「SMILE」シリーズの会計システムと販売システムなら、売掛・買掛や入金・支払いの情報を双方のシステム間で連携させ、伝票処理を1回で済ませることができます。
- 売上・仕入データの連携
- 入金・支払データの連携
- 在庫・棚卸データの連携
アパレル業(小売業)では、一般的に直営店・SC店店舗・百貨店・EC・卸(買い取り・委託・消化)などへの取引があり、「SMILE」パッケージ標準機能では対応ができません。
下記の標準で対応できないことを対応できるよう、カスタマイズ開発することで実態に沿った運用が可能となりました。
標準で対応できないこと
対応 | 内容 |
---|---|
締め日単位で伝票を集約して仕訳データを作成できない | 会計側の回収管理オプションを利用して、締め請求で発行した請求書ベースに入金が発生した締め単位の債権情報を作成する |
売上:店舗、卸、催事、社販の売上区分ごとに仕訳生成ができない | 売上区分ごとに仕訳生成内容が違うため、標準機能では対応ができない |
決済方法に応じた仕訳生成ができない | 店舗売上は、決済方法が入力可能であるが、仕訳生成時に決済方法別の仕訳生成ができない |
下代管理を行う得意先の場合、販売手数料の仕訳が作成できない | 得意先:百貨店(得意先マスターの売上区分=2:直営かつ下代管理区分=1:行う)の場合、 【借方】売掛金:下代金額、販売手数料=販売上代金額-下代金額 【貸方】売上高:販売上代金額 として仕訳生成する |
仕訳作成例
直営店舗・クレジット支払い
百貨店
[SE]2023年2月21日