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ApaRevo 活用コラム
POSレジへのセール単価情報の連携について
今回は、POSレジへのセール単価情報の連携についてご紹介します。
POSレジへのセール単価情報の連携について
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
久保 俊太
SMILE V2 ApaRevo(以下、ApaRevoと表記)は、スマレジやBCPOSとのPOSシステム連携オプションのご用意があります。また、導入済みのPOSシステムと連携するため、プログラムをカスタマイズすることもあります。
POSとの連携データとしては、売上などのトランザクションデータや、商品マスターなどの商品情報があります。「では、セール単価情報は?」というと、当たり前にできそうな気もしますが、意外に難しかったりします。というのも、POSシステムによってセールの考え方がさまざまで、セール単価の設定方法が幾つもあるからです。
例えば、SKU別にセール開始日と単価を登録するものもあれば、品番別にセール設定をするケース、アイテム群に対してセール設定をするケース、また、セールの設定件数に上限があるケースなど、POSシステムによってさまざまです。これら全てのケースを基幹システムから「連携・対応できるか?」というと、やはり制限事項やルールの制定が必要になってきます。
ApaRevoは単価の設定方法が多岐にわたり、セール単価も5段階まで設定ができるようになっています。便利な一方で、設定が複雑なところもあります。例えば、ApaRevoでセール情報を登録しPOSシステムへ連携した後、セール情報を削除すると、POSシステムにだけセール情報が残ってしまった、なんてケースもあったりします。
システムを導入する際に、「POS連携は標準機能です!」と記載があったとしても、セール単価の連携を考えている場合は、運用開始前に単価の登録・連携ルールをしっかりと決めておく必要がありますね。
[SE]2023年10月19日