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ApaRevo 活用コラム
SMILE V2 ApaRevoと他システム連携時の設定について
今回は、SMILE V2 ApaRevoと他システム連携時の設定についてご紹介します。
SMILE V2 ApaRevoと他システム連携時の設定について
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
土橋 道晴
SMILE V2 ApaRevo(以下、ApaRevoと表記)は、外部システムとの連携機能を豊富に備えており、一般の販売管理システムと比較して高機能となっています。ただし便利な反面、「連携設定に苦労する」「連携時のイメージが分かりにくい」とのご指摘をいただくこともあります。ここでは、得意先や店舗の連携設定をどのように行うのか、簡単にまとめてみました。
1. スマレジ連携機能
該当の店舗を得意先マスターに登録します。売上区分は「2:直営」です。店舗在庫を保持する倉庫を得意先マスターの倉庫コードに登録します。
また、倉庫マスターの登録は、倉庫区分を「2:直営」とし、「スマレジ連携店舗ID」にスマレジ側で設定された店舗IDを登録します。スマレジとApaRevoは倉庫マスターで連携する形となります。
2. ネクストエンジン連携(EC)
連携するECサイトごとに得意先として登録を行います。売上区分は「0:通常」です。得意先マスターの「ネクストエンジン連携店舗コード」でネクストエンジン上のECサイトと連携する形となります。
倉庫については、ネクストエンジン連携機能内で一つ、在庫倉庫の指定を行います。
3. EOS名人連携(EDI連携)
EOS得意先を得意先マスターに登録します。売上区分は「0:通常」です。「EDI連携変換元得意先コード」にEOS名人の量販店コードを登録し、連携を行います。
また、EOS得意先の店舗を納品先マスターに登録します。「EDI連携店舗コード」にEDIで送信されて来る店舗コードをセットし、対応付けします。
店舗単位に得意先として管理したい場合は、上記の設定を行ったうえで、得意先振分マスターを登録し、各得意先に注文を振り分けることができます。
4. ロジザードZERO連携(WMS連携)
出荷先を得意先マスターに登録しますが、売上区分については、ApaRevo単体で運用する場合と変わりありません。売上区分は、卸得意先であれば「0:通常」、委託得意先であれば「1:委託」、直営店や消化店であれば「2:直営」となります。AmazonのFBAなどは、委託倉庫になりますので、「1:委託」の設定とします。
ロジザードZEROに連携したくない得意先がある場合は、拡張項目に設定される連携対象区分を「1」の連携しないに設定します。
このように、ApaRevoの得意先が連携ツールの店舗や量販店コードなどと結びつき、該当得意先の売上は連携システムから反映するようなパターンが多いです。設定の追加や変更をする場合、参考にしていただければと思います。
- * スマレジ:スマレジ社の商標です。
- * ネクストエンジン:NE社の商品です。
- * EOD名人:ユーザックシステム社の商品です。
- * ロジザードZERO:ロジザード社の商品です。
[SE]2024年4月18日