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ApaRevo 活用コラムデジタルインボイスについて
2025年10月16日公開
今回は、デジタルインボイスについてご紹介します。
デジタルインボイスについて
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
拝司 雅彦
2023年10月からインボイス制度がスタートし、売り手は適格請求書の作成、買い手は適格請求書か否かを判別するなど、業務担当者の負担は増えるばかりかと思います。このような従来アナログで作業していた請求書の処理や支払い処理、入金確認といった業務をデジタル化・標準化することで、異なるシステム間でのやり取りをスムーズにする「デジタルインボイス」が注目され始めています。
デジタルインボイスでは、電子化された適格請求書(インボイス)を標準化し、Peppol(ペポル)という国際標準規格に準拠した方法でデータのやり取りを行うことで異なるシステム間でもスムーズなデータ連携を可能としています。
- * デジタルインボイスは電子取引に該当するため、電子帳簿保存法の要件も満たす必要があります。
デジタルインボイスの導入メリット
デジタルインボイスの導入メリットとしては下記のような内容があります。
- 1. 業務効率化
- 経理業務の自動化が進み、手作業によるミスが減少します。
- 2. コスト削減
- 紙の請求書の印刷コストや郵送コストが不要になり、保管スペースも削減できます。
- 3. 迅速な資金回収
- デジタルインボイスは金融機関との連携が容易で、資金回収期間の短縮が期待できます。
- 4. 国際取引の円滑化
- Peppol規格により、海外企業との取引もスムーズに行えます。
Peppolの規格に準拠した「SMILE V ApaRevo」
「SMILE V ApaRevo」も2024年11月のバージョンアップで、デジタル庁が推奨する共通フォーマット(JP PINT 仕様)に対応し、Peppolネットワークを介したデジタルインボイスの送受信が可能となりました。

デジタルインボイスの導入は、企業のバックオフィス業務を大幅に効率化し、コスト削減やミスの防止に寄与します。官民連携した普及・定着への取り組みにより、将来的にはデジタルインボイスがスタンダードになる可能性もありますので、デジタル化の波に取り残されないよう、今から準備を進めてみてはいかがでしょうか。
[SE]2025年10月16日