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ApaRevo 活用コラムカスタマイズ実施の判断について
2025年12月18日公開
今回は、カスタマイズ実施の判断についてご紹介します。
カスタマイズ実施の判断について
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
久保 俊太
「SMILE V ApaRevo」(以下、「ApaRevo」と表記)では、会社環境を分けて複数社でシステムを利用することができます。会社ごとにデータベースが分かれ、それぞれ独立した環境で伝票入力やマスター管理が可能となります。
あるお客様で「ApaRevo」の導入を検討している時に、本部・各店舗で法人が異なるということがありました。店舗への出荷・入荷や店舗間移動には、会社間の売上や仕入が発生するのですが、「ApaRevo」導入前のシステムでは対応できる機能がなく、それぞれ売上や仕入を手入力して計上している状態でした。お客様とデータの件数などを基に検討を進めた結果、カスタマイズを行い、効率化を図ることとしました。
具体的には、会社間連携を前提とした以下の三つの機能を開発しました。
- 本部で登録した商品マスターが、各店舗のデータベースにもコピーされ、店舗側で売価などのメンテナンスが可能とする機能
- 本部から店舗に出荷をすると本部側には売上伝票が、店舗側には仕入伝票が同時に生成される機能
- 店舗間の移動を行うと、移動元店舗→本部の売上・仕入の返品伝票、本部→移動先店舗の売上・仕入伝票が同時に生成される機能
カスタマイズで効率や正確性は向上する
修正発生時に双方のデータを直したり、登録漏れが発生したりするリスクは、上記のようなカスタマイズをすることでリスクを削減できます。ノンカスタマイズという方針でシステムを検討されることもありますが、パッケージ機能だけでは対応が難しいケースも多々あります。費用対効果を検討のうえ有益なカスタマイズは実施して、効率化や正確性を向上させるという選択は有効だと思います。
[SE]2025年12月18日