実際の活用例を踏まえ、AI技術活用のメリットを解説

AIとは?

業務効率化・生産性向上が求められる中、業務自動化ツールなどに並び、AIも注目されています。よく聞く用語ではありますが、活用のメリットや具体的な活用方法についてはまだまだ浸透しているとは言い切れません。ここでは、実用例を踏まえ、AI活用のメリットについてご解説します。

AIとは?

AI(Artificial Intelligence=人工知能)とは、人間の知的振る舞いの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したものです。経験から学び、初めて経験することに対して、人間が行うように柔軟にタスクを実行します。これらのテクノロジーを応用すると、大量のデータからパターンを認識させることで、ビジネスや生活におけるさまざまな難しいタスクをこなせるようにコンピューターをトレーニングすることができます。

AI活用のメリット

そもそもAIとは何ができるものなのでしょうか。一言でいえば、学習によって関連性を見つけ出し、判断や予測ができます。端的に言い換えると、100%一致していないものでも「同じものである」という「判断」を下すことができます。つまり、笑顔、悲しい顔、怒っている顔、どんな表情をしていても、同一人物であることが分かるのです。今までは、顔や音声といった、完全に一致しない情報を識別するためには人が作業を行う必要がありました。しかし、AIを活用することでその作業をコンピューターが肩代わりできるようになるため、労働コストの削減や人手では現実的でない大量データの処理が可能になるのです。

実用化されているAIの例

AIの活用と聞くと、近未来的なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、既に実用化は進んでおり、身近なところで活用がされています。そんな身近な活用例から、AIソリューションへの理解を深めたいと思います。

「誤回答低減」「音声テキスト化」によるコールセンターでの活用

オペレーターの通話内容のテキスト化や、お客様の質問に対する回答候補の自動表示などの総合ソリューションです。熟練度に寄らないすばやい対応や、対応履歴の入力・クレーム内容の分析などを効率よく行うことができます。

自動会話システム「チャットボット」

「チャットボット(Chatbot)」とは、「チャット(chat)」と「ボット(bot)」を掛け合わせた言葉です。「ボット」とはロボットのことであり、テキストや音声を通じて、会話を自動的に行うシステムです。AIとの会話ということで、「Siri」や「りんな」が有名です。

顔認証システム

生体認証が身近な存在となる中、活用範囲が広く、注目されている顔認証システム。適用分野は入退出管理にとどまらず、PCへのログインやATMの認証、モバイル決済など幅広く、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへの採用も決まりました。東京オリンピック・パラリンピックでは、顔とIDカードで本人認証を行うことで、IDカードのなりすましや不正入場を防止します。

AI分析

AI分析は、AIが膨大な量のデータ(ビッグデータ)を分析し、データの傾向を基に予測・判別などを行います。AI=人工知能はさまざまな事象を分析対象とすることが可能であるということも特長の一つです。時間と労力をかけて今まで人が行っていた分析の作業を高い分析能力と高速処理能力を持つAIが代わって行うことで、スピーディーかつ確度の高い分析結果を導き出すことが可能になります。

dotData AI分析サービス

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AI・IoTについての実例を踏まえたメリットや具体的なソリューションまで、テーマ別にご紹介します。

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