アパレル企業による、新業態への展開におけるシステム構築の検討

アパレル業界はライフスタイルビジネスへ転換している

アパレル企業の近年の取り組みとして、総合的な「ライフスタイルビジネス」を目指すべく、アパレル専門店だけではなく、雑貨・家具・化粧品・食品など、商品カテゴリを問わず扱うような業態、いわゆる「ライフスタイル提案型」の店舗が増えてきており、経営の多角化が進んできています。このような動きは、2016年にさらに加速していくと考えられます。

システム開発をするうえでライフスタイル型の食品・化粧品といった期限管理がある商材に対してどういったシステムの考慮が必要であるかを考えてみました。

1. 消費・賞味期限管理
2. ロットトレース管理
3. 荷姿管理
4. 物流側での荷姿管理

など

ライフスタイルビジネスに対応したシステムとは

アパレル向けパッケージシステムは服を主体としたシステムとなっており、上記機能が実装されていないケースがあります。アパレル向けのパッケージシステムに対してどういった考慮が必要かというと、当社のベストセラー基幹業務システム「SMILE」シリーズをベースとした食品卸業向けの販売管理システム等とのコラボレーションが必要となります。各明細単位での荷姿（バラ・ボール・ケース・合わせ）管理やロット別商品管理、賞味期限（有効期限）管理が可能です。また、食品業界独自のキャンペーン単価、価格改定時などの単価変更機能のほか、納品先（帳合先）別単価・数量別単価にも荷姿ごとに対応しています。商品副名管理で産地・規格・サイズを管理することも可能です。

経営戦略立案に役立つ「商品別得意先別売上実績表」「商品別売上順位表」「商品別売上推移表」など売れ筋把握はもちろん、「売上仕入対比表」や「デッドストック一覧表」など販売実績や分析資料を必要なときにいつでも確認できます。

今後ますます多様化していくアパレル業界が、食品・化粧品業界を取り入れた業態に対し、当社はアパレル向け基幹システム「ApaRevo」にてライフスタイルビジネスへの変化へ対応できる仕組みを検討中です。