第2回 叱(しか)り方の極意「叱るときは自分を高い棚に上げること」

営業マネージャーが部下を叱るときによく目にするのが、「自分もできていないから、叱れない」というシーンです。
特に叱る対象になっている事象が自分でもできていないと自己認識している場合に多く見受けられます。

しかし、営業マネージャーはそこで躊躇(ちゅうちょ)せず堂々と叱ってあげてください。
その時は自分を高い棚に上げて叱るのです。

自分ができていないから叱らないのでは部下のためになりません。
ましてや、叱るべき事象を放置してそのままお咎(とが)めなし!というのが一番よくありません。
きっちり叱ってあげてください。

近年、自分より年配の部下がいる営業マネージャーが多くなってきています。
年配だから、自分よりベテランだからという意識もあるとは思いますが、それも捨て、自分を高い棚に上げてでも叱ってください。

もう一つ、よくあるケースは営業マネージャーと部下が同年代というケースです。
やり手の若手営業マンが営業マネージャー昇格する場合が多いですが、そうすると部下との歳の差があまりない状態になります。
もちろん営業経験年数も同じ位なので、「自分もできていないから叱れない」という状況に陥りがちです。
こういう時も、堂々と自分を棚に上げて叱ってください。

いずれも事象を放置することは部下の育成にはマイナスです。
叱るべき事象を発見したら、その場で確実に叱ってください。
よろしくお願いします。

次回もお楽しみに。

次回は10月25日(金)の更新予定です。

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この記事の著者

株式会社NIコンサルティング コンサルティング本部長

世古 誠

滋賀大学経済学部卒業後、大手電気メーカー関連会社で半導体関連事業の営業担当として活動。トップセールスマンとして活躍する傍ら、営業支援システム構築のプロジェクトリーダーとして営業改革・営業関連システム導入に自ら取り組んだ経歴を持つ。
現在、NIコンサルティングのコンサルティング本部長として、常にお客様の視点を忘れることのない「コンサルティングセールス」の実践をモットーに、お客様の営業現場での改革を重点的に取り組んでいる。特に「叱り方講座」はマスコミでも取り上げられている人気の講座となっております。
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